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木に学べ ― 法隆寺・薬師寺の美



木に学べ ― 法隆寺・薬師寺の美
(西岡常一)

★★★★


法隆寺、薬師寺などの修理、復元を果たし、文化功労者にも選ばれた宮大工が語った言葉を書き起こしたものです。本当に喋ったことがそのまま書かれてあるようなので、関西弁が苦手な人は分かりにくい部分があるかもしれません。私は関西出身なので平気でしたが。

先日、奈良に小旅行に行くことになり、せっかくだから何か予備知識を深めておこうと思い、「予習」として本書を読んでみたのでした。読んでいるうちに、法隆寺、薬師寺を見るのが本当に楽しみになってきました(小学校の遠足以来2度目でしたが、実質初めて行ったのでした)。

実際に訪れたときは、本書に書いてあったことを一つ一つ思い出しながら、細かいところまで確認しながら、長い時間をかけてじっくりと見て回ることができました。今後、奈良方面、特に法隆寺、薬師寺に行かれる方は、ぜひ西岡氏の著書を読んでおくことをお勧めします。何も知らないで、ただの古い建物、世界遺産の一つ、くらいに思って観光するのはもったいないです。類書として、「木のいのち木のこころ―天・地・人(西岡常一, 小川三夫, 塩野米松)」もあります。

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■読書メモ:

・樹齢千年のヒノキを使えば、建造物は千年もつ。(ヒノキは丈夫。鉄、コンクリートより強い)
・古代の建築でも、昔のほうがよかった。室町時代の改築では、飛鳥時代より質が悪くなっている。
・飛鳥時代の建築は、構造を良く考えてあり、機能美がある(法隆寺の回廊の「束」、「皿斗」など、細部まで)。日光東照宮などは、装飾ばかりで、まともな「建築」ではない。
・学者は、木一本一本のクセを考えず、寸法、形、様式で語ろうとする。話にならん。
・法隆寺を解体して、飛鳥時代の人は一本一本の木のクセを見抜いて、上手く組み合わせてバランスをとっていることが分かった。
・薬師寺は、東塔より、再建した西塔のほうが創建時の形を残している。(東塔は、修復のたびに、その時代の方法が使われたため)
・「飛鳥時代に学者はおりません。大工がみんなやったんやないか。その大工の伝統をふまえているのだから、われわれのやっていることは間違いないと思ってください」
・鉄は、飛鳥時代のように、砂鉄から作ったものなら千年でも大丈夫だけれど、最近の溶鉱炉から積み出したような鉄はあかん。
・宮大工の技法の受け継ぐのは難しい。実際に仕事をしながら覚えないといけないが、その機会が少ない。
・木は呼吸をしている。日本の建築は、日本で育った木が一番いい。「木を買わずに山を買え」。
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Author:管理人 ■民間企業勤務(情報技術系)。米国から帰国後、首都圏在住。 ■趣味:海外旅行、読書(経済・ビジネス書、歴史小説、ミステリー)、スポーツ観戦(野球、サッカー、フィギュアスケート)、マスコミ批判。
―― 書評よりも、自分用のメモ・備忘録に重点を置きます。おすすめできる書籍が中心です。


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