トラック買取

読書メモ・情報整理ブログ

書評・レビュー、読書の備忘録・要約・まとめ。自分用の情報収集・考察のまとめ。 /【分野】 ビジネス、科学技術、外国語、旅行、・・・
読書メモ・情報整理ブログ TOP  >  2011年05月

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

「電通の正体」読書メモ・レビュー


電通の正体―マスコミ最大のタブー
(『週刊金曜日』取材班)

★★★★★

[考察]
・電通は、マスコミ最大のタブー。マスコミの収益は、広告(=電通)に依存するため、電通の問題を扱って、自らの首を絞めたりしない。本書は、広告に依存しない「週刊金曜日」だから、書けたのだろう。
・本書では、電通が、広告業界で圧倒的なシェアを握り、寡占状態の歪みを利用し、事実上、日本のマスコミを支配しており、広告主の意向に沿うよう報道・記事の内容をコントロールできる立場にある状況を、浮き彫りにしている。
・また、日本国内の、あらゆるイベント、キャンペーン、世論形成などにも深く関わっている様子が、よく説明されている(選挙から万博まで)。

・万博の例でも分かるように、日本のマスコミが、一様に、ある一定の方向を向き始めた場合、背後で電通が絡んでいると考えてよいだろう(他にそれをできる者は無いだろう)。
・最近の例としては、民放のテレビ局が一様に、韓国に関するもの(K-POP、韓流ドラマ、芸能人、フィギュアスケート選手など)を、頻繁に取り上げて報道し、長時間画面に映し、コメンテーターが熱心に誉めている事象が目につく。こうした不自然な韓国寄りのマスコミの動きの背景も、容易に想像がつく。
こういう記事(日本証券新聞)もある。

・電通が、特にオリンピックビジネスを牛耳っている様子もよく分かった。電通が作った、JOCの「シンボルアスリート」の制度は、欠陥が多く、選手に不利として批判を浴びたことは記憶に新しい。以前、シンボルアスリートを辞退した選手に対し、女性週刊誌等がダメージを与える記事を書いたこともあった。背後に何があったのか、手に取るように分かる。

・電通のビジネスの源泉は、テレビ・新聞・雑誌・ラジオ等の旧来型メディアにおける、脅迫型営業活動や信頼性のない視聴率に基づいている。しかし、これは長く続かないだろう。将来、インターネット広告(紙の新聞・雑誌も取り込まれる)だけでなく、テレビ(IPTV)等でも、Google Adsenseのような広告配信の自動化・最適化などの技術が高度化され、より正確な広告効果の測定や、高度なターゲット広告が可能になるだろう。これにより、将来、旧来型の電通商法が付加価値を失い、個別の広告主に配慮した偏向報道が成立しなくなることを期待したい

-----
■読書メモ(本書の主要部分の要約・引用):

○序章他:
・1998年の沖縄知事選、当選した新人・稲嶺には電通がついていた。沖縄に社員50人を送り込み、現職の太田のネガティブキャンペーンを展開した。
・2003年の武富士の盗聴疑惑のもみ消しに、電通が協力した。成田豊会長(当時)と武富士の武井保雄会長(当時)は一緒にゴルフをする仲だった。

○テレビ支配:
・電通は、視聴率調査をするビデオリサーチ社の大株主。視聴率は、サンプルが少なすぎるため、誤差が大きい。視聴率20%の場合誤差は3.3%にもなる。
・電通のテレビ局担当者は、民放の営業担当者の前で、電通に逆らって痛い目にあったいろんなテレビ局の話をして、電通に逆らわないよう教育するという。
・電通は、スポットCMで利益を伸ばしたが、スポットCMは、視聴率の高い番組と低い番組の抱き合わせ商法であり、独占禁止法上の疑義がある。
・電通の広告の仲介手数料は15~20%と高すぎる、欧米は5%前後、と広告主も不満を表明。
・テレビ朝日の「ニュースステーション」は、電通が、広告枠を買い切り、視聴者の分析、番組の基本構想を作るなど、番組の内容を左右する力を持っていた。
・電通は、近年まで、TBSの経営陣に人を送り込み、「人事権を実質的に握っていた」と言われた。

○公正取引委員会の調査:
・2005年、公正取引委員会は、広告業界における電通の寡占状態と弊害の実態調査を行い、「公平性・透明性の確保が必要」と結論づけたが、マスコミはほとんど報道せず。
・五輪関係者談:アテネオリンピックの放映権の価格表を見たら、高すぎて驚いた。電通が手数料を取りすぎているのではないか。

○新聞社にも圧力:
・サラ金(消費者金融)の広告は、以前はマスコミが自粛していたが、解禁されていった。最後まで朝日新聞は抵抗したが、電通副社長が朝日の副社長に「解禁反対派を何とかしてくれ」と要請し、朝日社内の解禁反対派は左遷され、結局、解禁された。
・電通は、新聞の広告主企業の不祥事などの記事について、紙面の扱いを小さくしたり、社名をぼかすなどの対応を、新聞社に要請することがある。
・電通自身の不祥事については、大株主の通信社(時事通信、共同通信)だけが報道する場合がある(他社は第一報を奪われる形になる)。
・ビデオリサーチは、視聴率の新聞版「全国新聞総合調査」まで始めたが、電通関連会社のため、視聴率と同様、信頼性に疑問あり。

○五輪:
・JOC(日本オリンピック委員会)のマーケティング事業(選手の肖像権管理など)は、1979年以来、長年、電通に頼ってきた。
・JOCは、一時、電通まかせの状態から独立するため、JOMという中立組織を作ったが、解散させられた。原因は、西武・堤と電通。結局、JOCは、2005年から、肖像権管理を電通に独占させることになった。しかし、選手が、JOCのスポンサー企業のCMにしか出演できないなど選手に不利な制約があり、有力選手の「除外申請」(自分で肖像権を管理する)が増えた。JOCは収益源を失いつつあった。
電通は対策を講じた。JOCとの契約選手が少ない「協力度の低い」競技団体には、交付金を絞るどのペナルティを科すこととし、選手との契約取りまとめは、競技団体に任せた。若い選手は、競技団体に頼まれれば、断りにくくなる。いわば脅しであった。

○万博:
・2005年の愛知万博は、当初は注目度が低く、「環境破壊」との批判もあったが、トヨタ・電通の動きにより、新聞では、批判記事が姿を消した
・愛知万博の実態は「トヨタ万博」と言われた。

○永田町:
・小泉政権時の「タウンミーティング」は、当初は、電通に随意契約で丸投げで、開催費用は1回平均2000万円。田中康夫長野県知事は「長野は、同じことを30万でやっている」と批判。

○ブランド人材を買い漁る:
公表義務のない「顧問」に重鎮を確保:
中曽根康弘元首相、元通産事務次官、元警察庁警備局長、元日銀理事、元ロサンゼルス五輪組織員会委員長など。
・社外監査役も、各界に睨みの利く面々:
元公正取引委員会委員長、元第一勧業銀行副頭取など。
有名人の子弟を採用して囲い込み
トヨタ自動車、キヤノン、第一生命、西友、不二家、セイコー、日立製作所、エーザイ、日本航空、レナウン、味の素、資生堂、花王、KDDI、東京海上火災、オムロン、太田胃酸、新潮社、朝日新聞、
・・・などから、社長または幹部の子弟が入社している。
(各界の重鎮の子息を押さえておけば、将来、何かの役に立つこともある=人質?)
・政治家(平沼赳夫、野呂田芳成、など)、文化人の子弟、公家や皇族関係者も多い。
・電通社員の平均給与(年収)は、39.6歳で約1300万円(03年実績)。
・広告主の手前、新入社員の給与など、公表される部分は低く抑え、社内外の引退組には顧問を隠れ蓑に、恵まれた環境を用意し、人脈を拡大している。

○あとがき、他:
・集団強姦事件を起こした早稲田大学のサークル「スーパーフリー」事件でも、電通社員の名前が取り沙汰された。社員による薬物事件も複数おこっている。
・「週刊文春」の広告は全部電通。だから、文春では、つっこんだことは書けない。
女性誌は、男性誌以上に、電通が絡む。横綱は資生堂とカネボウ。だから女性誌は、圧力に弱い。
・電通は、一業種多社制(例:松下、日立など)。米国流の挑戦広告ができない。
・電通の暗部の情報はないかと新聞記者等に聞くと「恐い」「業界で生きられなくなる」と言われた。
・規制やタブーの多い不自由なメディアの順番:
テレビ、新聞、雑誌。
(=広告費の高さ、給料の高さ、取材経費の高さ、影響力の大きさ、の順番)
-----
→ Amazonで詳しく見る


スポンサーサイト

フィギュアスケート世界選手権2011不可解な採点/安藤美姫1位、キム・ヨナ2位、浅田真央6位

世界フィギュアスケート選手権2011が終了した。
女子シングル結果
1. 安藤、2. キム、3. コストナー、 4. レオノワ、 5. シズニー、 6. 浅田、・・・

優勝した安藤美姫には、おめでとうと言いたい。
しかし、何か釈然としない試合だった。

■ 不可解な採点:

スコアの出方が不自然だった。「採点がおかしい!不正、八百長だ!茶番だ!」と思った人も多いだろう。

実際に、試合の映像や、採点の詳細(プロトコル)を見れば見るほど、疑問が出てくる。
詳しくは、こちらを参照:
ショート
フリー

思えば、今回、試合をやる前から、嫌な予感はしていた。

浅田真央と安藤美姫の、どちらかが不当に下げられる恐れがあることは、事前に容易に想像できた。

【理由】

(1) 欧州開催(特に今回は代替開催)のため、欧州選手が一人は表彰台に乗ることが、強く求められる。これまでも、欧州開催の世界選手権では、欧州選手の少なくとも1人は、スコアが救済措置的に不自然に高くなり、表彰台に乗ってきていた。(最近では、2010レピスト、2008コストナーなど。今大会も欧州勢が全体的にインフレなのは明らか)

(2) キム・ヨナは、韓国の地元五輪招致(2018年)のために、わざわざ、一度引退したのを今回1試合だけ復帰してきた。試合のスポンサーにも、HYUNDAI等の韓国企業がついていた。キムは、五輪招致成功のため、できれば優勝、最低でも表彰台が義務付けられている。周辺の「関係者」も相当なプレッシャーを感じて、「仕事」をしていただろう。

(3) (1)(2)を満たすには、残りの表彰台は1枠のみになる。しかし、日本の浅田真央、安藤美姫とも、実力どおりなら、優勝を争う。必然的に、日本人両選手のどちらか一方を、確実に表彰台から落とすため、スコアを下げる必要が生じてしまう。

今回は、おそらく両選手の調子の優劣を考慮され、浅田真央が、標的にされたと見られる。(その分、安藤は、そこそこのスコアが与えられて、バランスはとられた。)

(※ 逆に、昨シーズンの五輪、世界選手権では、安藤美姫が、不当に下げられ、表彰台を許されなかった。これは気の毒だった。だいたい、日本人2人が、五輪や世界選手権で表彰台に上がるのは、地元開催(例2007年ワールド)でもない限り、許されないだろう。トリノ五輪の村主の4位、昨シーズン世界選手権の安藤の4位が象徴的。)

今回の世界選手権、採点を詳細に見れば見るほど、浅田真央への集中砲火ぶりが際立つ。

たとえば、以下のとおり:

フリーのPCS 59.94は、全体の7位。レオノワ、マカロワ等よりも低く、平凡な演技だったキム・ヨナより7点も低い。浅田真央の実力・実績から考えれば、ありえない低さ。

ショート、フリーとも、トリプルアクセル(3A)が、ダウングレード(DG)され2Aの基礎点からさらに減点。しかし、スローでよく見ると、DGは厳しすぎる。UR(回転不足)相当。
(補足:特にフリーの3Aは、HD画質のスローで何度見ても、0.5以上の回転不足にはなっていない。ほとんど回転は足りているくらいだ。DGは絶対におかしい。これは、ISUに抗議すれば認められるかもしれないくらい、酷い。悪意を感じる。)

・ショートの3FのURも、スローでみると、厳しすぎる。

・他の多くのジャンプ、スピンのGOEの加点も、キム・ヨナ、安藤美姫らと比べると、全体的に、不自然に低く抑えられている。

・・・・(挙げればきりがない)

演技を見たままの印象では、最近の試合との比較で考えると、浅田真央のショートは63点、フリーは125点(合計188点)くらいだと思ったが、実際は、172.79点。15点ほど低かった。
(一方、キム・ヨナ、安藤美姫は、見た目の印象より、5~10点ほど高いように見えた。)

思えば、浅田真央は、今季はジャンプの修正・再構築に取り組み、まだ完成はしていない。
それに加えて、今回は東日本大震災の影響で、日程が変更になり、コンディション作りもうまくいかず、体重も4・5kg減ったという。
そういう状況では、なかなか厳しかっただろう。

■ フジテレビの放送:

例年どおり、あまりに酷い放送だった。特に、以下の点:

・いつもどおり録画放送。しかも今回は、わざわざロシア側が、震災で苦しむ日本で生中継しやすいように、時差を考慮して時間帯を設定してくれたのに。好意を無駄にして、生中継しなかったことが知れたら、世界の恥。

・LIVEではなく、わざわざ録画放送にした理由は、フジの放送を見ていればよく分かる。(1)最終グループ付近ではCMを多く入れるため。LIVEだと、採点待ちの時間が短くCMが短くなる。(2)韓国に不利な映像、ブーイング等を未然に防ぎ、韓国に有利なものを挿入するため(過去の試合で前科あり)。

・試合の放送のほか、他の情報番組でも、韓国の宣伝がしつこい。キム・ヨナを、他の日本人選手以上に大事に扱う。キム・ヨナのジャンプのミスは、あまり放送しないが、対比のため、浅田真央のジャンプのミスは、何度もリピートして、減点の理由をしつこく説明し、不当な減点を正当化しようとする(荒川静香に、台本を読ませる)。震災後、「一つになろう、日本」と言うキャンペーンをしながら、日本より韓国を大事にするのは、悪い冗談だろう。

・フリーでは、第三グループの6人のうち、初めのほうの4人しか放送しなかった。後の2人はカットされた。第二グループの選手も何人か放送したのに。おそらく、時間配分を間違えて、編集が間に合わないと判断したのだろう。おかげで、臨場感が全く無し。浅田真央の演技後、残りの選手が何人いるのかも分からないようにしてたのだから。


以上、とにかく、すっきりしない試合だった。

参考記事1参考記事2 (Yahoo!)



サイトマップ
カレンダー
04 | 2011/05 | 06
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
Profile

管理人

Author:管理人 ■民間企業勤務(情報技術系)。米国から帰国後、首都圏在住。 ■趣味:海外旅行、読書(経済・ビジネス書、歴史小説、ミステリー)、スポーツ観戦(野球、サッカー、フィギュアスケート)、マスコミ批判。
―― 書評よりも、自分用のメモ・備忘録に重点を置きます。おすすめできる書籍が中心です。


人気ブログランキングへ ブログランキング にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ はてなbookmark
* Twilog * travelphoto

QRコード
QR
ブロとも申請フォーム
Information


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。