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「64(ロクヨン)」 (横山 秀夫)読書メモ・レビュー



「64(ロクヨン)」
(横山 秀夫)

★★★★


◆メモ:
・「このミス」1位に値する、よくできたミステリーと言える。
・最後まで謎のところが引っ張られてたが、綺麗に解決した。そこは見事な構成。ただ、あっさり終わりすぎたような。
・警察の広報(広報官)にスポットをあて、そのあり方など社会性のある小説としても面白かった。
・重要な課題が1件解決されないままなのは、これでいいのか・・・。
・警察組織の内部状況、特に、キャリア対現場の構図がよく描けていたけど、言葉のやりとりなどは、ここまで露骨なのか疑問。現実には、こんな極端ではないはず。
・64は昭和64年に由来するのだが、当時の時代背景がもっと描けてればよかったのだが。
・最後のところの犯人特定に関わるところは、技術的に可能なのか、疑問がのこる。

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ミステリー小説: どんでん返しのパターン分析(ネタバレ無し)

ミステリー小説の中に「どんでん返し」と言われるタイプのものがある。終盤になって、アッと驚くオチが待っていて、それまでの読者の思い込みをひっくり返し、読者を騙すものだ。これまで何冊か「どんでん返し」のミステリを読んで、その考え方のようなものが見えてきたため、そのトリックの特性を考察してみる。

どんでん返しの基本的な考え方

小説の根幹にかかわる部分で、読者に、ある「思い込み」させ、最後にそれを裏切る。それは、多くの場合、小説の中心人物の描写に関するものである。(狭義のどんでん返しかもしれない。それ以外のものはここでは触れない)

つまり、中心人物に関して、
(A) 読者の誤った思い込み
(B) 最後に判明する真実
の2つをいかに設定するかが、どんでん返しの基本である。(A)(B)のギャップが大きければ大きいほど、読者が受ける衝撃も大きい。そのため、人物の極めて基本的な側面で大きなギャップを設定するのがポイントである。これは、以下のようなパターンに分類できると考えられる。
(それぞれのパターンの小説を読んだことがあるが、ここではネタバレは無いので、ご安心を・・・。)


【1】 1人の人物の極めて基本的な属性を用いたトリック

[1-1] 年齢 (若者と思ってたら、実は老人だった)
[1-2] 性別 (男と思ってたら、実は女だった)
[1-3] 国籍・人種 (日本人と思ってたら、実は外国人だった)
[1-4] 職業・立場 (社会的地位が、低いと思ってたら、実は高かった)
…など。

【2】 複数の人物のアイデンティティを用いたトリック

[2-1] N:1 (全く別人のように描かれていた2人の人物が、実は同一人物だった。)
[2-2] 1:N (1人の人物を描いているように見えたが、実は、途中から別人に変わっていた。)
[2-3] 入れ替わり (例えば、前半で、A,Bの2人がいて、後半にもA,Bがそのまま出ていると思ったら、実は、AとBが、途中から逆になってた。)
[2-4] 対応の誤解 (例えば、2つのストーリーを並行して描いていて、ストーリー1にA・B、ストーリー2にC・Dがいて、A=C,B=Dだと思っていたら、実は、A=D,B=Cだった。
…など。

以上の例を見て分かるように、これは、小説の「展開」ではなく「描写」によるトリックである。言い換えれば、文字だからこそできるトリックであり、映像化はほぼ不可能である。年齢・性別・同一人物かどうか、なんて映像で見れば分かってしまうのだ。「どんでん返し」は、映画やドラマではできない、小説の特権である。たった1行の文で「どんでん返し」を完成させることができる。その衝撃の一文は、読んでいて、誤植か?と思うほどのものもある。

・・・って、こんなことを考えながら読んでいると、純粋に小説を楽しめなくなってしまいそうだが・・・。もちろん、上記のパターンに当てはまらないものもあると思うので、斬新な発想のどんでん返しを、これからも読んでみたい。


白夜行

白夜行

白夜行
(東野圭吾)

★★★★★



これまで多数のミステリー小説を読みましたが、その中で最高傑作の一つです。主人公の二人が魅力的で、また二人の描き方にも特徴があり、読むことを止められないほど小説の世界に引きずり込まれました。文字どおり寝食を忘れて読んでしまいました。

二人の男女の絆の描き方として、こんな方法もあるのか・・・と感心させられます。実によく計算されて書かれていると思います。また、70年代から始まって、時代背景とともに二人が大人になっていく過程も面白いですね。昔のパソコンやゲームに関する記述などは懐かしく読めました。しかし、二人が成長し周囲の環境が目まぐるしく変わっても、子供の頃からずっと変わらず抱えているものがあって、そのコントラストがミステリアスでした。最後に全ての謎が解き明かされたときは、本当にショッキングで、読後もしばらく小説の世界から抜けられず呆然としていました。

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Author:管理人 ■民間企業勤務(情報技術系)。米国から帰国後、首都圏在住。 ■趣味:海外旅行、読書(経済・ビジネス書、歴史小説、ミステリー)、スポーツ観戦(野球、サッカー、フィギュアスケート)、マスコミ批判。
―― 書評よりも、自分用のメモ・備忘録に重点を置きます。おすすめできる書籍が中心です。


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