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「深夜特急」(沢木耕太郎)レビュー・読書メモ



深夜特急〈1〉香港・マカオ
(沢木耕太郎)

★★★★

[レビュー・考察]

・全巻まとめて読んだ。海外旅行好き(自由気ままな旅、バックパッカー)のバイブルと呼ばれている本。この本を読んで、旅に出る人も多いという。私は、50か国近く旅行した後で、あえて、この本を読んでみた。(それまで、あまり読む気がしなかったが、このまま読まないでおくのもどうかと思ったので…)

自分が行った町についての記述を読むと、意外とつまらないというか、物足りない。一方、自分がまだ行ってない町のところを読むと、面白く感じるし、行ってみたい!と強く思う。やはり、旅は、自分で行って、自分の意思で行動することに価値がある、ということか。

・著者が行った都市の中で、私も今まで行ったことがあるのは、
香港、マカオ、バンコク、ハジャイ、ペナン、バタワース、クアラルンプール、
シンガポール、アンカラ、イスタンブール、アテネ、ローマ、バルセロナ、マド
リード、セビーリャ、リスボン、パリ、ロンドン、あたり。
(インド北部と西アジアに行けてないのが自分でも残念)

・旅先で、本を読むのは、良いものだ、というのは改めて実感。著者は、漢詩を持って行って読んでいたようだが。その類のものも試してみたい。また、紙とボールペンを携帯するのは、自分もしているが、必須。

・各国で、子供・老人とのやり取りが多いのが印象的。平日の昼間に旅人の相手ができるのは、子供・老人くらいなのか、というのは分かる。また、彼らのと接すると、気が和むのだろう。

・著者は、旅先でよく映画を見るようで、これも現地の娯楽・文化を知るうえで面白そう。私は、米国でしか見たことないが…、時間があればやってみたい。

・旅先で日本人と話す機会は、確かに多いと思う。世界中、どこに行っても、日本人を見かける。ただ、著者の時代と違って、今は、中国人・韓国人の旅行者も多く、話さない限り、見た目では分かりにくい場合がある。また、著者のように、現地に住んでいる日本人と話す機会があれば、学ぶことも多く幸運だと思うが、実際にはそういう機会には恵まれないことが多い。

・旅先の人(現地の人や、他国からの旅行者)の、日本に対する見方も様々だと分かる。日本企業は、低賃金で現地人をこき使う、という見方もあるようだ。

・時間に余裕のある旅がうらやましくなる。著者のように、ガイドブックを持たず、気ままに旅行するのは、何日でも自由に使える場合に限られる。仕事をしている者には、無理。ただ、効率ばかり追求するのもつまらない。そこそいかにバランスをとるかが、個人的な最近の旅の課題。

・観光スポットの記述はほとんどなく、現地での人との関わり、町の雰囲気、の記述が多い。結局、町というのは、人で成り立っている。人を通して、全てが見えるとも言える。実際の旅でも、時間があれば、現地での人との関わりに重点を置きたいと思う。

・長く旅を続けていると、旅を終えることが恐くなったり、人格が崩壊したり、まっとうな生活に戻るのが恐怖になったりするらしい。そこまでなってみたい気もするが、無理だろう・・・。

・どんなに旅慣れても、それぞれの町の大きさ、雰囲気、構造などは、実際に行ってみないと、把握できないものだと改めて思う。

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[読書メモ・備忘録]

・香港の、町が持つエネルギーに関する話がよく描かれている。露店・マーケットの活気の良さがよく描けている。無秩序さ、意外性が、旅の面白さ。
・マカオのギャンブルと、そのイカサマの手口が面白い。人の行動に焦点を当てる旅の面白さの見本。
・香港の海上フェリーの静謐さ、聖なる場所という感覚、現地の人も景色を眺めている。観光客向けでなく、現地の人が大事にしているものこそ、その土地の宝として、着目したい。

・タイ、マレーシアなど東南アジアでは、売春宿のような怪しげなホテルも多く、その見極め方や、そこに泊まった場合どうなるか、よく分かって面白い。旅では、宿を通して、いろいろ分かることがある。

・旅の中で、筆者にとって最も印象の強かった場所は、おそらく、カルカッタだろう。いくら歩いても飽きない、という。
「確かに、何があるという街ではない。しかし、カルカッタには、いま生きている人間に関わるものならすべてあった。たとえば、路上に坐りこみ、あるいは横たわり、通りすがりの者に手を差し伸べている物乞いには、この地上に存在するあらゆる病が巣くっているようだった。」
「カルカッタにはすべてがあった。悲惨なものもあれば、滑稽なものもあり、崇高なものもあれば、卑小なものもあった。だが、私にはなつかしく、あえて言えば、心地よいものだった」
これこそ、旅での街歩きの面白さの本質だろう。こういう街を多く歩きたい。
・ブッダガヤのアシュラムでの生活は興味深い。ホテル以外の特殊な場所で短期間でも過ごすのは、良さそう。
・インドで病気になったとき、ホテルの従業員から出された薬を飲み、これが毒だったら、と考えながら飲んだときの切迫感が印象的。
・インドかどこかでの、カレーを手で食べたり、トイレで紙の代わりに水と手で済ませる件で、「また一つ自由になれた気がする」という考え方には、感銘を受けた。自由・気ままを求めることと、現地に溶け込むことは、重なる。

・カトマンズは、インドのような苛烈さがなく、人が優しくて親しみやすく物価も安いため、長期旅行者の天国とか。
・アフガニスタンは(現在は危険だが当時は行けたのだろう)、風景が良いらしい。特に、ジャララバードからカブールまでの景観はとりわけ美しいとのこと。いつか行ってみたい。

・イスタンブールの居心地の良さは、食べ物と人の良さ。これは、居心地の良い町の必要条件だろう。
・ギリシャの遺跡について、亡びるものは徹底的に亡びたほうが良い、中途半端に生きながらえさせるのは、醜い、というのは、分かる。変に観光化すべきでない。ギリシャのミストラは、廃墟らしくて良いらしい。
・ギリシャでいきなり声をかけられ、知らない人の家のパーティに招かれて、楽しく過ごす、というのは、信じられない。どうすればそうなるのか。
・サンピエトロ寺院の「ピエタ」について、著者は珍しく、個別の観光スポットを絶賛している。ミケランジェロは天才だと。あれを見てしまうと、他の者に興味がなくなると。
・モナコからニースの海岸の景色はすばらしいらしい。

「本当に分かっていることは、分からないといことだけ」長く住んでもその国のことは、本当には分からない。
中途半端な知識で、自分勝手な結論を出すと、道を誤る、ということ。そのとおりだろう。
・西の果て、ポルトガルのサグレスでのホテル宿泊の様子は印象深い。

・お茶について、「T」の国と「C」の国の違いに関する考察が面白い。実際、「C」の国のほうが、旅の刺激が多い気がする。

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「ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 旅行写真」(ロバート・カプート)レビュー・読書メモ



ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 旅行写真
(ロバート・カプート)

★★★★

[レビュー・考察]
・私は、毎年1・2度は海外旅行に行く。毎回、数百枚、あるいは千枚以上の写真を撮るが、帰ってきて、あまりじっくり写真を見なかったりする。いい写真がとれてなかったからではないか。でも、良い写真が撮れてたりすると、うれしかったりする。
・プロの旅行写真家・風景写真家のノウハウを、少しでも身につければ、今まで撮れなかったような良い写真がとれるかもしれない。本書は、そのヒントがたくさん書かれている。
・旅行の主目的が写真撮影なのか、そうでないのか、によって撮り方も変わるだろう。本書を読んで、写真撮影を、旅行の主目的の一つにしようと思うようになった(最近、新しくデジタル一眼レフのカメラを買ったので…)。
・とにかく練習することが大事だと分かる。
・また、プロの写真集を見て、どのようにして撮ったのか考えるのも良い。
・旅行に対する考え方を見直すきっかけにもなる。やはり、できるだけ外を出歩くこと、現地の人の生活をよく見ること、などが重要。

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[読書メモ・備忘録]

旅先の雰囲気を写す:
・事前にリサーチして、何を撮りたいか、考える。
・その場所のプロの写真を参考に、どう撮られたのか、自分はどう撮りたいか、考える。
・その土地の文学作品・文化を予習する。
・目的地に着いたら、第一印象を記憶に留めるかメモをする。

プロ写真家からのアドバイス アイラ・ブロック 遊び心あふれる創造性:
・眺望のきく場所を探す。上に登る。
・小さな三脚を持つ。
・夜の写真は、真っ暗なときでなく、夕暮れに撮る。

機材を選ぶ:
・予備のカメラも持つ。
・小型のテーブル三脚も、無いよりましで、どこでも使える。
・カメラは、首か肩にかけ、すぐ撮影できるようにしておく。

構図:
・写った物全てに意味がある。不要な物は写らないようにする。
・三分割法。メインの被写体は、中央に置かない。上下・左右の端から1/3の線の交点がスイートスポット。
・奥行を出すこと。
・リーディングライン:視線の誘導。フレームの端から被写体に向かう線を活用。(フェンス、道路、雲など)
・前景要素:手前に写る物。被写体の添え物として相応しい物を。たいてい地面近くの低い位置にあるため、姿勢を低くして移すことも。
・被写界深度:ピントが合いシャープに写る範囲。注意を引かせる範囲を絞れる。超広角レンズは、広範囲にピントが合い、物体間が離れて見える。望遠は逆。
・グラフィック要素:色、線、形、パターン、質感、を意識する。
・アングルは重要。印象が変わる。特に人物。下から撮ると威厳を与える。
・写真の中にフレームを取り込むことも。

技術を学ぶ:
・広角レンズと望遠レンズを使い分ける。
・1/60秒以下の遅いシャッタースピードは三脚が必要。
・シャッタースピードと、パンで、動きの見え方が変わる。
・カメラの保護には、ビニール袋も有効。湿気や寒さでの結露にも注意。

プロ写真家からのアドバイス サラ・リーン 被写体とかかわる:
・水面の反射が綺麗なのは、早朝。

光源をさがす:
・手持ちで手振れしないのは、シャッタースピード1/60秒、安定してる人で1/30秒まで。
・光が足りなくても、その場の光源を探し、遅いシャッタースピードで何とかなる場合がある。
・露光不足の絞り・シャッタースピードの設定で、ストロボの発光を弱めにする方法もある。
・光の状態が読みにくい場合、一段上・一段下の露出でも撮っておく。

天候や季節を考慮する:
・雨には、防水対策でカバーやタオルを使う。
・雨・雪は、シャッタースピードと背景で見え方が変わる。暗い背景が写りやすい。
・季節感を示す物、人物を撮る。

時間帯を選ぶ:
・早朝と午後遅くの時間帯が良い。
- 低い角度で光が当たると、輪郭・陰影が豊かに見え、奥行きが出る。
- 赤色など長い波長の光を多く含み、より美しく、心地よく見える。
- 市場・街角の活動が活発になる。野生動物も。
・旅先に到着したら、外に出る。太陽を浴びれば時差に適応できるし、翌日以降の撮影の予習もできる。どの建物をどの時間帯のとるか考えるなど。
・早朝(日の出)に外に出て、遅くまで外にいる。
・夜明けと夕暮れは3度のシャッターチャンスがある
- 日の出前、日没後の、弱くかすんだ光がさしているとき。
- 日の出直前、日没直後の、色鮮やかな光が空に満ちているとき。
- 日の出、日没そのもの。
・夜の都市の写真は、1か所明るいスポットがあると、露出計が正確に作動しないことがある。
・夜の都市は、雲が多いときがよい。都市の光を雲が反射し、背景が真っ暗でなくなる。
・夜景は、露出の上下1段、絞り値の上下2・3段でも撮っておくと良い。
・レンズを装着したカメラを太陽に向けたままにしてはいけない。シャッター膜が焦げる。

プロ写真家からのアドバイス ジム・リチャードソン 撮影相手を尊重する:
・課題、アイデアを考え、予想しながら撮る。

旅先の被写体:
・その場所を見たときの感情・印象・特徴を、撮るようにする。
・その場所で撮る物は3つ:広角で全体の雰囲気、歴史的建造物、人々の生活。
・有名な場所は、一味違う工夫も必要。
・建物・モニュメントは、何を象徴しているか考えて撮る。
・室内でも、時間帯や天気で写りが変わる。
・野生動物は、顔を写すには300mm望遠があるとよい。少ない被写体に多くの時間を割くべき。野生動物には、ジグザグでゆっくり近づくこと。

冒険旅行:
・懐中電灯が光源になる。
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国マニア―世界の珍国、奇妙な地域へ!(吉田一郎)読書メモ


国マニア―世界の珍国、奇妙な地域へ!(吉田 一郎)

★★★★


・国のような、国でないような地域が、世界にはたくさんあると気づかされる。「国家」とは何か、考えずにはいられなくなる。
・海外旅行好きで、特に、僻地が好きな人、マニアックな旅行が好きな人には、たまらない内容。
・学生の頃、地理の雑学が好きだった人も、楽しめるでしょう。
・ただ、ちょっと読みにくい・・・。
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■読書メモ:

・バチカンは人口921人だが、市国・法王庁では3000人が働く。ほとんどは二重国籍。
・小さい国は、郵便切手で稼ぐが、あやしいものも多い。
・ロシアのユダヤ自治州は、東アジアに。
・香港の、英国から中国への返還、一国二制度は、北方領土返還要求の条件に応用できるはず。
・ピトケアン島は、落人27人がたどり着いて住んだ島。その後人口100人を超え、水不足・土地不足などから一部ノーフォーク島に移住。イギリスの法律では「性犯罪」とみなせる行為もあり、独立の動きも。
・自由に住める場所は、南極とスバールバル諸島(ノルウェー領)。
・マルタ騎士団は、領土が無い国。93か国と国交あり、国連にもオブザーバ参加。
・大東諸島は、昔、特定の会社が統治、市町村は設置されず。
・パナマ運河(両岸5マイル)は、1999年まで、米国の租借地だった。
・アパルトヘイトのとき、日本人は金持ちだったため「名誉白人」とされていた。黒人に選挙権を与えないため、「ホームランド」を南アから独立させて、そこに住ませる形をとった。
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マンガ嫌韓流 (山野車輪)読書メモ


マンガ嫌韓流 (山野車輪)

★★★★★


○南朝鮮が、捏造体質国家だということがよく分かった。何でも、平気で、捏造し、でっちあげる国。
○報道の記事を見ていても、南朝鮮は、ランキングや賞などに異常にこだわり、買収や組織票などで、本来の結果をゆがめることを繰り返している。
○日本のメディアの罪も大きい。南朝鮮の批判は、タブーになっている。日本のマスコミは、南朝鮮の芸能人やフィギュアスケート選手などの「人気」を捏造し、宣伝に加担しているが、胡散臭いだけ。
○タイトルが良くない。「嫌韓」というと、感情的に南鮮に反発していると誤解される。本書は、南朝鮮の実態(日本の「反日」メディアが隠すもの)を、客観的に明確にしようとしているだけ。

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■読書メモ:

・サッカーワールドカップ2002での、韓国チームの反則と不可解な判定の数々。
・「火病」は、学術的に公式に認められた韓国特有の病気。
・「過去の清算」は、日韓基本条約で、「完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認する」となっており、国家間で解決済み。もし補償を受けてない韓国人がいれば、韓国政府に要求すべき。
・「強制連行」は、戦後作られた造語。(当時の日本国民の義務「徴用」のこと)
・韓国は、剣道を「韓国発祥」と捏造。ソメイヨシノ、折り紙も。その他、日本の商品多数を韓国がパクリ(写真付き)。
・日本のマスコミの大罪。石原都知事発言の捏造問題の背景。
・日本が朝鮮と統治する前の、朝鮮の識字率は10%程度。併合後、日本は朝鮮語を必修科目とし、ハングルを普及させた。(日本語を強要したというのは嘘)
・地方での外国人参政権は認められない。どうしても認めるなら、相互の地域協力、周辺国での反日教育の廃止、アジア連合の創設など、手順が必要。
・いわゆる「従軍慰安婦問題」は、捏造であり、存在しない。慰安婦自体は存在したが、それは、性病まん延を防ぎ、治安を維持するため、現地の軍が認めた売春業者の施設の利用を推奨した。そこで働く女性のことを慰安婦と呼んでいただけのこと。被害を主張する女性の発言が、その後の調査でデタラメと判明。
・欧米の侵略を防ぐため、国防上、日本は朝鮮を併合せざるをえなかった。朝鮮もそれを望んでいた(韓国最大の政治組織「一進会」が併合を主張)。併合により、日本は韓国に、鉄道・電力・道路・近代医療などを導入し、奴隷制度を廃止し、ハングルを普及させ、朝鮮を近代化させた。(併合の前と後の町の様子の違いの写真つき。「日本が侵略した」というのは捏造)
・竹島問題について、そもそも韓国では、事実上言論の自由がなく、まともな歴史研究はできない状況。韓国は国を挙げて、竹島キャンペーンをしている。
・冬のソナタブームについて、ペ・ヨンジュンの来日情報をネットで公開するなどして、ファンを動員し、人気を捏造(本来、混乱を防ぐため非公開にすべき)。
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木に学べ ― 法隆寺・薬師寺の美



木に学べ ― 法隆寺・薬師寺の美
(西岡常一)

★★★★


法隆寺、薬師寺などの修理、復元を果たし、文化功労者にも選ばれた宮大工が語った言葉を書き起こしたものです。本当に喋ったことがそのまま書かれてあるようなので、関西弁が苦手な人は分かりにくい部分があるかもしれません。私は関西出身なので平気でしたが。

先日、奈良に小旅行に行くことになり、せっかくだから何か予備知識を深めておこうと思い、「予習」として本書を読んでみたのでした。読んでいるうちに、法隆寺、薬師寺を見るのが本当に楽しみになってきました(小学校の遠足以来2度目でしたが、実質初めて行ったのでした)。

実際に訪れたときは、本書に書いてあったことを一つ一つ思い出しながら、細かいところまで確認しながら、長い時間をかけてじっくりと見て回ることができました。今後、奈良方面、特に法隆寺、薬師寺に行かれる方は、ぜひ西岡氏の著書を読んでおくことをお勧めします。何も知らないで、ただの古い建物、世界遺産の一つ、くらいに思って観光するのはもったいないです。類書として、「木のいのち木のこころ―天・地・人(西岡常一, 小川三夫, 塩野米松)」もあります。

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■読書メモ:

・樹齢千年のヒノキを使えば、建造物は千年もつ。(ヒノキは丈夫。鉄、コンクリートより強い)
・古代の建築でも、昔のほうがよかった。室町時代の改築では、飛鳥時代より質が悪くなっている。
・飛鳥時代の建築は、構造を良く考えてあり、機能美がある(法隆寺の回廊の「束」、「皿斗」など、細部まで)。日光東照宮などは、装飾ばかりで、まともな「建築」ではない。
・学者は、木一本一本のクセを考えず、寸法、形、様式で語ろうとする。話にならん。
・法隆寺を解体して、飛鳥時代の人は一本一本の木のクセを見抜いて、上手く組み合わせてバランスをとっていることが分かった。
・薬師寺は、東塔より、再建した西塔のほうが創建時の形を残している。(東塔は、修復のたびに、その時代の方法が使われたため)
・「飛鳥時代に学者はおりません。大工がみんなやったんやないか。その大工の伝統をふまえているのだから、われわれのやっていることは間違いないと思ってください」
・鉄は、飛鳥時代のように、砂鉄から作ったものなら千年でも大丈夫だけれど、最近の溶鉱炉から積み出したような鉄はあかん。
・宮大工の技法の受け継ぐのは難しい。実際に仕事をしながら覚えないといけないが、その機会が少ない。
・木は呼吸をしている。日本の建築は、日本で育った木が一番いい。「木を買わずに山を買え」。
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Author:管理人 ■民間企業勤務(情報技術系)。米国から帰国後、首都圏在住。 ■趣味:海外旅行、読書(経済・ビジネス書、歴史小説、ミステリー)、スポーツ観戦(野球、サッカー、フィギュアスケート)、マスコミ批判。
―― 書評よりも、自分用のメモ・備忘録に重点を置きます。おすすめできる書籍が中心です。


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