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読書メモ/情報整理・考察メモ

当ブログは、私が、読書・調査等から得た知見を、自分用にまとめたものですが、皆様にも共有します。 ___【内容】 書評・レビュー、読書の備忘録。本の要旨・要約・まとめ。情報収集・考察のまとめ。 ___【分野】 おすすめ本、ビジネス書、自己啓発本、ワークライフバランス、自然科学、社会科学、情報通信、小説、英語、海外・時事問題、スポーツ、など。 (※全ページ、リンクフリーです)
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フジテレビ 世界フィギュアスケート選手権 2012 … 録画放送(一部だけ生)視聴者を騙すな

今年のフィギュアスケート世界選手権のフジテレビの放送:
ほとんど録画なのだが、一部だけ、生放送が混ざっている。
ただ、その放送の仕方が酷い。

・昨日(3/29)の女子SPは、最初から生中継できる時間帯なのに、ほとんど録画。

・アイスダンスとペアを放送するのはいいが、そのために、浅田真央のグループを遅延させて録画放送する意味が分からない。生中継できた時間帯だったのに。(アイスダンスとペアは、ずっと前に終わってたのだから、製氷時間にちょこっとやればよかったのに。最初にもってくるな。)

・最終グループから生中継になったが、塩原:「衛星生中継でお送りしています」って、さりげなく言うな。「ここからは生中継で」とか言え!前のグループまで、ずっと録画だったとは、決して言わない。視聴者をバカにするな!

・画面左上の「LIVE」の字が大きすぎて目障り。テレ朝がよくやる、無駄に大きすぎる文字。そんなに必死にアピールしなくていいのに。画面がごちゃごちゃして不快なだけ。

・録画の部分の編集も、センス無し。全く無名の選手の演技を放送したかと思えば、ゲデバニシビリの演技をカットしやがった。

・今日(3/30)の男子SPの放送前、高島彩:「今夜も南フランス・ニースから【衛星中継で】お送りします」だと。ふざけんな。録画なら録画、生なら生と言え。どちらとも言わないのなら、情報量ゼロで意味無し。「最初から最後までLIVEなのかな」と視聴者が騙されてくれることを期待しているのだろう。視聴者をバカにしすぎ。こういう真摯さの無さが、フジテレビが批判される要因。ステルスマーケティングも、韓国押し売りも同じ論理、視聴者を騙すことしか考えていない。

「自分の小さな「箱」から脱出する方法」(アービンジャー・インスティテュート) 読書メモ・レビュー



自分の小さな「箱」から脱出する方法 (アービンジャー・インスティチュート/金森重樹)

★★★★

[レビュー・考察]
・世の中のほぼ全ての人間関係の問題は、複雑なように思えて、実は根は単純。一つの問題をクリアするだけで、解決する。そう思わせてくれる。
・ケーススタディを通じて、ポイントが一つ一つ説明されている。そのため、自分の過去の行いを振り返り、反省しながら、読ませてくれる。
・ただ、この本を読むだけで、人間関係がすぐに良くなる、というほど安易なものではない。正しい思考を維持する努力は必要。
・簡単に言えば、「自己正当化のために歪んだ見方をして、他人を責めないこと」、「他人を、機能や物ではなく、感情のある人間として見て、配慮すること」。これを心掛けること。

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[読書メモ・備忘録]

・人間は、相手が自分をどう思っているか、感じることができる。
・「箱の外にいる」=他人と自分を、あるがままの人間として見ている。
・「箱の中にいる」=他人を歪んだ目で見ている。物として見ている。(自己欺瞞)
・正しい行動をとれば良い、というものではない。

・箱の中に入る過程:
1)自分が他人のためにすべきと感じたことに背く(自分への裏切り)。
2)周りを、「自分への裏切り」を正当化する視点で見る。
3)現実を見る目が歪められる。
4)つまり、自分の感情に背いたことで、箱に入る。
5)それを自分の性格として持ち歩いてしまう。
6)自分が箱の中に入ると、相手を責めることになる。それで、相手も箱に入れてしまう。
7)互いのことを責め、互いに自己を正当化する。
(自己正当化し、相手に非があると考えるようになると、相手はその感情を察知し、人間関係が崩れる。)

・箱の中にいるとき、しても無駄なこと:
1)相手を変えようとすること。(相手を責めている)
2)相手と全力で張り合うこと。(防御的になる)
3)その状況から離れること。(箱はついてきてしまう)
4)コミュニケーションを取ろうとすること。(相手を責めるだけ)
5)新しいテクニックを使おうとすること。(人間関係にテクニックは効かない)
6)自分の行動を変えようとすること。(行動だけ変えても無駄)

箱の中から外に出るには・・・、自分の中の「嘘」に気付くこと、相手を「物」ではなく「尊重すべき一人の人間」として扱うこと、相手に逆らうのをやめてみること

・箱の中にいると、業績向上に集中できなくなる。長い間箱の外に留まれるような職場環境が、業績向上につながる。
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ミステリー小説: どんでん返しのパターン分析(ネタバレ無し)

ミステリー小説の中に「どんでん返し」と言われるタイプのものがある。終盤になって、アッと驚くオチが待っていて、それまでの読者の思い込みをひっくり返し、読者を騙すものだ。これまで何冊か「どんでん返し」のミステリを読んで、その考え方のようなものが見えてきたため、そのトリックの特性を考察してみる。

どんでん返しの基本的な考え方

小説の根幹にかかわる部分で、読者に、ある「思い込み」させ、最後にそれを裏切る。それは、多くの場合、小説の中心人物の描写に関するものである。(狭義のどんでん返しかもしれない。それ以外のものはここでは触れない)

つまり、中心人物に関して、
(A) 読者の誤った思い込み
(B) 最後に判明する真実
の2つをいかに設定するかが、どんでん返しの基本である。(A)(B)のギャップが大きければ大きいほど、読者が受ける衝撃も大きい。そのため、人物の極めて基本的な側面で大きなギャップを設定するのがポイントである。これは、以下のようなパターンに分類できると考えられる。
(それぞれのパターンの小説を読んだことがあるが、ここではネタバレは無いので、ご安心を・・・。)


【1】 1人の人物の極めて基本的な属性を用いたトリック

[1-1] 年齢 (若者と思ってたら、実は老人だった)
[1-2] 性別 (男と思ってたら、実は女だった)
[1-3] 国籍・人種 (日本人と思ってたら、実は外国人だった)
[1-4] 職業・立場 (社会的地位が、低いと思ってたら、実は高かった)
…など。

【2】 複数の人物のアイデンティティを用いたトリック

[2-1] N:1 (全く別人のように描かれていた2人の人物が、実は同一人物だった。)
[2-2] 1:N (1人の人物を描いているように見えたが、実は、途中から別人に変わっていた。)
[2-3] 入れ替わり (例えば、前半で、A,Bの2人がいて、後半にもA,Bがそのまま出ていると思ったら、実は、AとBが、途中から逆になってた。)
[2-4] 対応の誤解 (例えば、2つのストーリーを並行して描いていて、ストーリー1にA・B、ストーリー2にC・Dがいて、A=C,B=Dだと思っていたら、実は、A=D,B=Cだった。
…など。

以上の例を見て分かるように、これは、小説の「展開」ではなく「描写」によるトリックである。言い換えれば、文字だからこそできるトリックであり、映像化はほぼ不可能である。年齢・性別・同一人物かどうか、なんて映像で見れば分かってしまうのだ。「どんでん返し」は、映画やドラマではできない、小説の特権である。たった1行の文で「どんでん返し」を完成させることができる。その衝撃の一文は、読んでいて、誤植か?と思うほどのものもある。

・・・って、こんなことを考えながら読んでいると、純粋に小説を楽しめなくなってしまいそうだが・・・。もちろん、上記のパターンに当てはまらないものもあると思うので、斬新な発想のどんでん返しを、これからも読んでみたい。

「ゴールデンスランバー」(伊坂幸太郎)レビュー



ゴールデンスランバー (伊坂幸太郎)

☆☆☆☆

[レビュー・考察]
・ハズレ。「このミステリーがすごい」で1位、本屋大賞も受賞していたため、期待して、読んでみたのだが、全くダメ。
・そもそも、ミステリーとして読んだのがいけなかったのか・・・。ミステリーになってない。どこまで読めば、「オチ」「謎解き」「どんでん返し」があるのかな?と思ってたら、それらしくものが無かったようで、終わった・・・。あれ?これ、ページが抜けてるの?下巻があるんだっけ?・・・の状態。
・いや、ミステリーじゃなく、純文学、あるいは、冒険小説だ、という見方もあるかもしれないが、その観点からも、物足りない。冒険小説なら、もっと、船戸与一みたいな、スケールの大きい壮絶なバトルがほしかったのだが、何とも、こぢんまりとした終わり方だった。

・どうでもいいけど、本屋大賞を受賞する作品って、ほとんどクソばかりだな。その意味では、法則どおり。(このミス1位のハズレは、残念だったが。)

・特に納得いかないのは、伏線を張っているっぽい書き方をしながら、実は伏線でも何でもなかった物が多い。こっちは、一生懸命、頭の中で「伏線」の情報を覚えて、整理しながら、読み進めていたのに。それが、読み終わってみて、「ああ、あれも、これも、何でもなかったのか」と、がっかりさせられた。騙された。

・というわけで、少なくとも、ミステリーファンにはおすすめできない。
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反原発派が文学部系の虚業家ばかりなのは何故か

反原発派の運動・言動を見ていると、いつも違和感を感じる。実社会から離れたところにいる人が、空理空論を言っているようにしか聞こえない。なぜか?と考えていたが、以下のような結論に至った。

■反原発派の職業の偏り:

原発・被曝のリスクを過大視し、被災地の瓦礫受け入れを拒否したり、原発を全て無くせ!と言ったりするような、「急進的な」反原発派の顔ぶれを見ていると、その多くが、「文学部系」(あるいは虚業系)の職業についている。例えば、社会学者、芸能人、作家、マスコミ関係者、ジャーナリスト、主婦(プロ市民)、などだ(自称○○も含む)。(なお、ここでは、実際に文学部卒かどうかではなく、大ざっぱに分けて、法律・経済等以外の文系=人文科学系(芸術系を含む)の職業に就いている人、という意味。)

一方、理工系、経済学部系、法学部系などの「実業系」には、急進的な反原発派は、ほとんどいない。つまり、日本経済を実質的に支えていて、現実の社会・ビジネス・技術を知っている人は、極端な反原発(除染に巨額の予算を使えとか、原発は即時全廃とか)という非現実的な考えには至らない、ということだ。(ごく一部、トンデモ系の理系の学者が、反原発を叫んでいるが、これは単に希少性を利用した売名行為にすぎない。)

例を見てみよう。先日、反原発派の人達が、意見広告を出した: <意見広告:「私たちは原発のない日本をめざします」>

「思想家の中沢新一さん、内田樹さん、作家のいとうせいこうさんが呼びかけ人」とのことだ。
この広告(PDF)に出ている賛同者の肩書を見ると、ほとんど全員が、社会学者、文化人類学者、音楽家、芸能人、作家、編集者、デザイナー、ジャーナリスト、のいずれかだ。

他にも例はいくらでもある。日本経済を支える上で、付加価値が高くない人(いなくてもかまわない人)が、反原発になるのだ。

■なぜ文学部系が反原発に走るのか:

(1) 文学部的思考回路:

文学部系の傾向として「感性」「好き嫌い」にこだわる面がある。少なくとも、理工系や経済学部系のように、数字で、原発のリスクや、経済的な影響の分析をしない(できない)。エネルギー工学の技術的な知識も、経済・ビジネスの知識もない。

だから、原発の危険性がどれほど小さいか、原発を全て止めると日本経済にどれほどの影響が出るのか、定量的に検討できない。彼らは、ただ、原発が「危険っぽい」「嫌い」「放射能は怖い」という、主観で動いているだけだ。

また、彼らは、0%か100%か、つまり白か黒か、という二極論で考える傾向が強い。つまり、原発推進か、脱原発か、どちらか?という基準しかない。しかし、現実の世の中は、言うまでもなく、その中間のグレーの部分で、最適解を探すものだ。原発を減らすことは仕方ないにしても、何年かけてどれくらい減らせるかを、さまざまなデータを分析し、検討するしか選択肢はない。除染に関しても、ゼロにはできないので、費用対効果から数値を出すしかない。しかし、彼らにはそれが理解できず、リスクゼロを求める。

(2) 不純な動機:

文学部系虚業家の特徴として、「実業系」(理工系、経済学系、法学系)に対する、反発・ヒガミが見え隠れする。昨年の東日本大震災による福島第一原子力発電所での事故は、実業系の人達(東京電力など)が起こした象徴的な大失敗と捉えることができるため、ここぞとばかりに「一発逆転」を狙って、攻撃を強めている。

彼らにしてみれば、文学部系の存在価値を誇示するチャンスなのだ。「脱原発」は、「文明論(技術より環境を大事に)」とか「お金よりも命を大切に」とか、文学部的な議論を展開するには、都合の良いテーマでもある。彼らは、これに飛びついた。こうしたテーマは、芸能人の活動にも結びつきやすい。「命を大切に」というのは、芸能人でも簡単に叫べる分かりやすいテーマだからだ。これを大声で言うだけでマスコミが取り上げてくれるから、売名行為としても使いやすい。山本太郎が良い例だ。

動機が不純で、利己的だから、例えば、被災地の瓦礫の受け入れは、安全性に問題がなくても、反対する。被災者のことは考えず、自分のアピールを優先する。反原発のデモ行進では、周りが騒音で迷惑していても、大声でわめく。

しかし、こうして考えると、無意味に厳しい水準まで除染しろとか、原発を即時ゼロにしろ、などという急進的な反原発カルト(反原発原理主義と言っていい)は、現実の経済・社会・技術のことを何も知らないまま、感覚と欲だけで動いている、恥ずかしい人達だ、という他ない。

最後に、原発問題の正しい理解のために、下記2冊を読むことをおすすめする。文学系ではなく経済の専門家による客観的な解説が書かれている。
原発「危険神話」の崩壊 (池田信夫)「反原発」の不都合な真実 (藤沢数希)

[ 2012/02/19 07:39 ] 戯言 | Trackback (0) | Comment (3)

「日本中枢の崩壊」(古賀茂明)レビュー・読書メモ



日本中枢の崩壊 (古賀茂明)

★★★★

[レビュー・考察]
・霞が関の官僚の実態、あるいは公務員全般の実態を知ることができる貴重な本。官僚組織のあまりの非常識・非効率な仕事ぶりに驚く。もはや、優秀なエリート集団などとは絶対に言えないアホすぎるレベル・・・。やはり、著者の言うように、民間から役所への人材の移動が必要だろう。外部の血を入れない限り、変わらないだろう。
・地方自治体・地方公務員は、さらに酷いと想像できる。地方の実態を詳しく暴露する本も、読んでみたい。
・電力会社(特に東京電力)が、政治・行政・マスコミをコントロールできるカラクリもよく分かった。やはり、電力事業には、有効な競争環境の導入が絶対に必要。

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■ 読書メモ(備忘録・要旨):

第1章:
・東電は、日本最大の調達企業で、経済界を支配し、有力政治家を影響下に置き、広告でマスコミを動かす。自分が日本で一番偉いと思い込んでいる。
・安倍内閣は、公務員制度改革を前進させたが、後の福田内閣は官僚側について、改革に抵抗した。
・国家公務員制度改革推進本部事務局には、推進派は著者(古賀氏)他少数、多数は各省庁から送り込まれた守旧派。その一人、元総務省次官が著者への誹謗中傷工作をした。
人事院は、公務員の処遇を決める第三者機関として設置されているが、実態は、公務員で構成されており、公務員が公務員の給料を決めているのだから、高給のまま。
・公務員制度改革法案は、2009年3月、抵抗を乗り越えて、国会提出に至ったが、野党の民主党が、自民党の守旧派と結託し、自民党の手柄になるのを防ぐため、反対し、廃案になってしまった。
・民主党政権誕生後、著者は、公務員制度改革事務局から更迭され、経産省に戻された。各省庁が、著者の補佐官起用に猛反発し、仙石大臣が屈したらしい。

第2章:
・菅内閣の時の、公務員の「退職管理基本方針」はインチキ。天下りできなくなったから、現役出向という形をとった。形として公務員の身分を残したままの、実質的な天下り。
・著者は、この問題を論文にまとめ、公表した。すると役所から、著者が反対している「民間派遣」の打診があった。これを断れば、生涯賃金で億単位減るが、断った。

第3章:
・著者は、論文発表後、口封じのため、地方に長期出張に出された。日本企業の「擦り合わせ」の文化が、高コスト体質になっているが、経産省はそれを推奨してきた。
・この出張の報告書の一部が、官房によって改ざんされ、国会で問題になった。

第4章:
・霞が関では、省の利益優先の縦割り行政。打破するには「内閣人事局」が必要。先輩の意見は絶対。OBから圧力がかかるから、過去の政策は非難できない。
・官から民だけでなく、民から官への人の流れが必要(リボルビングドア方式)。それには、年功序列の廃止が必要。
・霞が関では、多くの幹部が、夜7〜9時は外出して酒を飲んでいる。「労働時間」が評価基準。戻って仕事をして、タクシーで帰る。「居酒屋タクシー」問題も。

第5章:
・長妻元厚生労働大臣は、官僚とマスコミのタッグで、誹謗中傷を報じられ、追い落とされた。
・財務省にとって、国税庁は、マスコミを黙らせるのに有効なツール。いざとなると、査察に入る、と言って脅せる。

第6章:
・政治主導の実現には、ヒト、モノ、カネの掌握=国家戦略スタッフ、内閣人事局、予算局(官邸の)、が必要。

第7章:
・著者は、経産省で、独禁法9条の改正(純粋持株会社の解禁)を進めたが、有力な学者は左翼がかった人が多く、公取委と癒着していて、反対された。
・電力会社は、儲かると、料金を下げろと言われるため、儲からないように、福利厚生などを充実させていた。
壮大な無駄と、政官癒着の構造を作っていた。競争が無いことが諸悪の根源。
・発送電分離で、競争環境を作れば、解決する。著者は、OECD勤務時、OECDが日本に発送電分離を勧告する方向で進めた。新聞記事になって、省内・東電は大騒ぎになり、クビにさせられそうになった。

第8章:
・官民挙げてのインフラ輸出ビジネスは難しい。政府は、ビジネスの感覚が乏しい。新たな利権を狙っている。

終章:
・日本経済の破綻を防ぐには、デフレ解消、政府資産売却、TPP参加による自由化促進、などが必要。その上での増税ならやむを得ない。
・社会保障改革、ムダなバラマキの廃止、ダメ企業の淘汰による生産性向上も、必須。
・小泉・竹中による構造改革は、まだ足りなかった。
・日本の農家は、競争力がある。一方、補助金目当てで手抜きする人も多い。
・平成の身分制度=優遇されている、官僚・農民・高齢者・中小企業経営者(世襲の)の既得権益を捨てさせることが必要。
・日本の観光業を育て、景観を守るには、醜い建物は禁止すべきだし、廃墟になったビル・看板は積極的に壊す公共事業も必要。
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リンク集(読書・書評)

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■ 書評関連サイト

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有沢翔治のlivedoorブログ
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■ 新聞社の書評サイト:

読売新聞
朝日新聞
ゲンダイネット
あらたにす(日経、朝日、読売)

「エネルギー問題!」(松井賢一)読書メモ・レビュー



「エネルギー問題!」(松井賢一)

★★★★

[レビュー・考察]
・エネルギー全般について、技術・政策・経済などの面から、客観的に現状を解説する良書。
・幅広く、課題を網羅している。また、各事項の説明の濃淡のバランスがとれている。重要な課題・問題点には相応の文字数で解説されている。
・特に、原発に関心のある人は、読むべきだろう。原発問題だけを見ていても「木を見て森を見ず」になる。本書を読めば、エネルギーの全体の課題を概括的に理解できる。そこから自ずと、その一部として原発のあり方が見えてくる。(特に、反原発派には、エネルギー全体のことを数字で考えずに、気分だけで反原発を訴えている人が多い。せめて本書に書かれてあるような基本を知ったうえで、物を言うべきだろう。)
・再生可能エネルギー(いわゆる自然エネルギー)は、長期的には、研究開発を進めるべきだが、すぐに基幹エネルギーになるものではない、ということを、改めて認識させられる。
・ただし、スマートグリッドに関する記述は貧弱すぎる。将来のことを考えれば、スマートグリッドにはもっと詳細に言及してほしかった。スマートグリッドについては、別の本を併せて読むとよいだろう。
・なお、本書は、東日本大震災・福島の原発事故の発生前に書かれている。そのわりには、原発に関して違和感のある説明もなく、余計なバイアスが無い。

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■ 読書メモ(備忘録・要旨):

Chapter1 石油問題の本質――石油時代終わりの始まり:
1.石油はなくならない:
・確認可採埋蔵量は、増え続けている。理由は、探査・開発技術の進歩、新たな油田の発見。
・いつまでたっても、「あと30年、40年」なのは、埋蔵量/生産量の比が恣意的に変えられるため。
・石油会社にとっては、15年程度が理想。
2.石油価格は乱高下する:
・乱高下の理由は、需要は必ずあるが、供給は独占性が強く、供給量を絞って価格を吊り上げられるため。
・乱高下を防ぐには、先物市場の監視消費国の団結などが有効。
3.低落しはじめた石油の地位:
・石油資源の枯渇よりも、需要側の石油離れが先。電気自動車の影響が大きい。

Chapter 2 息の長い石炭、急成長する天然ガス:
1.息の長い石炭:
・石炭の種類・用途は多様。2000年から2007年にかけてのエネルギー消費量で最も伸びたのは石炭、次が天然ガス。
・中国・インドの消費増が大きいため。
・石炭の欠点は、CO2排出量が大きいが、CCT, CCSにより解決可能。
2.急成長する天然ガス:
・天然ガスの種類:
・構造性ガス(メタンガスのガス田)、随伴ガス(油田副産物)、メタンハイドレート、他。
・ガスの輸送手段は、パイプラインが主流。LNG(液化天然ガス)として運ぶ方法も急拡大した(特にアジア)。
・極東ロシアには、膨大な天然ガス資源がある。日本の消費量100年分近く?
・日本では、全国的なガスパイプラインができなくて、天然ガス消費量が少なかった。今後は増える。

Chapter 3 原子力との共存:
1.核分裂の発見から原爆の製造へ
・核分裂により発生するエネルギー E=mc^2。特殊相対性理論。質量が軽くなり、その分巨大なエネルギーが発生する。
・核融合も、融合前の原子の和より質力が軽くなる分、巨大なエネルギーが発生する。
2.原子力平和利用と核不拡散体制の確立:
・米国では、「軍備管理論」に基づき、国際条約締結等の体制構築を進めた。
・IAEAでは、核の一元管理が必須ではなく、二国間取引も認めている。
・NPT 核不拡散条約は、5か国に有利な不平等条約。
3.原子力発電所の安全確保と原子力発電所事故:
・放射線では、ガンマ線が最も危険とされる。アルファ線、ベータ線は体内被曝があれば危険性がある。
・臨床症状が現れないのは、250ミリシーベルト以下。
・ICRP勧告では、医師・放射線技術者等は、蓄積を考慮すると、5年の平均で年20ミリシーベルト、また1年では50ミリシーベルト以下。
・一般の人は、1ミリシーベルト。
・日本の基準はさらに厳しくされている。
・原子力発電所は、何重にもわたる多重防護構成で、安全性を確保している。
・ただし、リリエンソールは、これが装置を複雑にし、いざというときの誤作動、ミスを起こすため、より単純で効果的な装置が良いと指摘している。
・スリーマイル島の事故は人為ミスが原因。被害は小さかったが、パニック状態になった。
・チェルノブイリの事故は、IAEAは当初、原因は作業員の操作エラーとしていたが、原子炉の設計が原因と訂正した。
4.揺さぶられる核不拡散体制:
・イラク、北朝鮮の核疑惑。(IAEAの査察拒否など)
5.今日の課題:
・国際情勢の課題:
(原子力発電国が増えて、核拡散拡大のい危険視が高まった。アメリカのインドの原子力協定締結(インドはNPT不参加)。国際的な核物質管理等のシステムを作る動きが強まる。核保有国の核廃棄意欲。核テロの脅威が高まる。)
・国内情勢:
(核燃料サイクルは原子力発電に必須だが、日本は遅れている。再処理技術の開発が遅れたから。
反プルトニウムキャンペーンなどが影響。「トイレのないマンション」という批判)

Chapter 4 再生可能エネルギーは補間的役割・省エネルギーの逆説:
1.再生可能エネルギーは補間的役割:
・再生可能エネルギーの源は、太陽。(水力も含めて)
・太陽光発電のコストは下がってきた(蓄電の技術・コストと、インバーターの変革)。
・風力は、変換効率が低く、天候に左右され、場所もとるため国土の狭い国には合わない。
・太陽エネルギーは薄く広くばら撒かれ、エネルギー密度が低い。集めるのが大変。
・天候にも左右される。赤道付近が有利。
・再生可能エネルギーは、コストがまだ高く、世界の人口増加を考えると、基幹エネルギーになる見込みは無い。
2.省エネルギーの逆説:
・「エネルギーの効率が上がれば、需要も上がる。」
・省エネルギーには、5つの側面がある(変換効率向上、技術効率(生産目的)、産業・民生・交通の活動単位当たり消費量、GDP当たり消費量、我慢して使わない)

Chapter 5 地球温暖化問題――政治を利用する科学、科学を利用する政治:
1.政治を利用する科学:
・地球温暖化の説と、寒冷化の説の両方がある。
・政治的課題に引き上げたのは、IPCC初代議長のベルト・ボーリン教授とIPCC第一作業部会初代議長のジョン・ホートン卿。
2.科学を利用する政治:
・IPCCの議論は、アングロサクソンペースで進んだ。
・炭酸ガス主犯説は、客観的な証明ではなく、多数決で決められた。
・温室効果ガスの排出削減量の目標の、基準値設定も、欧州有利なものに。
・京都議定書は、排出権取引が取り込まれ、複雑になったが、使いそうなのは日本くらい?
・米国は、さんざん引っ掻き回したのに、批准せず、離脱した。
・日本は、炭酸ガスを減らすのに、米国の倍のコストがかかる。
3.政治に利用される科学の危険性:
・地球温暖化説は、優生学とルイセンコ学説に通じるものがある。
・データと問題についてのオープンで率直が議論が抑圧されている。

Chapter 6 世界のエネルギーを動かす人々:
1.エネルギー観の変遷:
・石油を大量に使わせよう、原子力発電を広めよう、化石エネルギーの使用をやめさせて地球温暖化を防ごうと望む人達が組織的な活動をして世界のエネルギー世論を誘導していた。
2.エネルギー情報の発信と知的戦略集団:
・IPCC(2500人いる)は、一部の中核メンバー(30人くらい)が影響力の強い専門家だが、そこでも意見は分かれてた。
3.モデルと予測
・モデルは単なる試算の結果なのに、将来必ずこうなると期待されるケースが問題。
・モデルを使って動かす人は、何らかの予見を持ち、それに見合うようなモデルを開発し試算を行っている。
・大型モデルがよりよい情報をもたらすとは限らない。

Chapter 7 人類・文明・エネルギー:
1.七つのエネルギー革命:
・人類には7回のエネルギー革命があった。
1) 火の利用開始。人口増につながった。
2) 農耕・牧畜の開始。技術・都市化が生まれた。
3) 鉄の利用開始。青銅より硬く用途が広く生産量も多い。
4) 火薬の利用開始。最初の人工的なエネルギー。
5) 石炭の利用開始。蒸気機関の実用化に。
6) 石油と電気の利用開始。電力網の普及。
7) 原子力の利用開始。戦争の形式にも影響。
2.技術発展の大きなうねり:
・○○は可能だ、という科学者の意見は、正しいことが多いが、○○は不可能だ、という科学者の予想は、誤りが多い。
・発明・発見には、予期されてたものと、予期されてなかったものがある。
3.人類・文明・エネルギーの歴史が教えること:
・20世紀は、火力発電、自動車など、19世紀に発明・発見された技術で繁栄した。
・21世紀は、量子力学の技術など、20世紀の発明・発見で繁栄する。

Chapter 8 日本のエネルギー政策を振り返る――特徴、成功と失敗:
・ 日本のエネルギー政策の特徴
10年周期で政策の局面が転換している。
1941-51: 占領下の経済復興とエネルギー供給基盤整備。石油普及。
1952-61: 経済自立とエネルギー産業近代化。貿易自由化。
1962-72: 高度成長・総合エネルギー政策。LNG増大。
1973-85: 石油危機と省エネルギー転換。
1986-96: 規制緩和と地球温暖化問題の登場。
1997-07: グローバリゼーションと地球温暖化問題への対応。
・戦後、民営電力体制は GHQが望んだものだった。
・日米構造協議の中で、エネルギーに関しても、規制緩和が求められた。
・電力分野に関しては、独立した規制機関の設置、透明・被差別的な託送サービスの提供、公正な託送料金の設定、自由化の点検スケジュールの設定など。
・背景では、ブッシュ大統領とエンロン社が動いていた。
・電力の自由化:
電力会社は、部分的最小限の自由化を、時間をかけて、発送電分離はしないという条件を示すなどして、時間稼ぎをした。
・ 日本のエネルギー政策の成功と失敗:
石油の安定供給の観点では、外資依存が強く、日本の政策は失敗した。LNGでは、成功している。原子力では、核燃料サイクルの確立の遅れが問題。

Last Chapter エネルギー革命が始まった――日本の長期エネルギー戦略は

・2008年の原油価格高騰で、石油離れが決定的となった。
・原子力ルネッサンス:原発の無い国での原発建設、新型の原子炉など。
・小型原子炉は、2015-2020年頃から世界的なブームとなりうる。
・東芝の4S原子炉に注目。
・ハイブリッドカー、電気自動車、燃料電池車。スマートグリッド。

・政府の「新・国家エネルギー戦略」の問題点:原油価格が高止まりするという前提がおかしい。地球温暖化への積極的な取り組み方針も疑問。

・今後(2008年)からの10年は、石油時代の終わりの始まり。新たな時代を築くパラダイム技術は、100年・200年にわたって世界を変革する。核融合反応にも可能性はある。

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TPP参加の是非、有識者の意見まとめ・リンク集

TPP (Trans-Pacific Partnership/ Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement = 環太平洋戦略経済連携協定) への日本の参加の是非について、Web上で、有識者がさまざまな意見を述べている。

いくつか、代表的なものを採りあげて、原文へのリンクと、内容の要旨をメモ程度に書いておく。

※注意:
  • TPPにより利害が及ぶとされる業界団体やそれに近い者が書いたと思われる記事は、中立性に欠けるため、対象外とする。

  • あくまで、中立的な立場の人が書いたもので、一定の客観性のある記事のみ採りあげる。

  • ≪要旨≫は、あくまで単なるメモ。詳細は、リンク先の記事を、全てじっくり読むことを勧める。

  • ネット上やマスコミでは、利害関係者が発する根拠の怪しいデマ、「木を見て森を見ず」の局所的なバランスを欠いた主張、トンデモ系学者・評論家による売名のための極端な主張などが多くみられる。これらに騙されることの無いよう、事前に、経済学の基礎、国際ビジネスの常識を習得しておくことが重要。


(1) 津上俊哉 (元経済産業省 通商政策局 北西アジア課長、元経済産業研究所上席研究員)

TPP問題に思うこと

≪要旨≫
・今回の論争は、自由化反対の常連である農業関係団体が、異業種を巻き込む「統一戦線」を組むことに成功した点が、目新しい。
・「TPPでは24分野にわたる包括的な交渉が行われる」 ことが 「農業だけと思ったら大間違い」 論の大きな根拠とされている。しかし、そのうちかなりの領域はWTOウルグァイ・ラウンド(とくにGATS協定)で枠組みが打ち立てられ交渉された領域であり、日本が既に開放(約束)済みのものもある。
・実際の現場は、通商の専門家による、条文を決める作業のため、「腕力が取り柄の二国間交渉屋さん」みたいな人は主流になれない。
・規制によって国内企業にも認めていない特定の行為を外資企業にも認めないことは問題ない
・「米国が攻めてくる(黒船)」、「TPPに参加すれば日本は米国の経済植民地にされる」といった反対論の認識は、現実からズレている
・そもそも米国が当初4ヶ国が始めたTPP構想に乗ろうと決めたとき、日本の参加は想定していなかった。焦点は中国であり、日本には関心が無い。
・反対論の要因の一つは、政府の情報公開不足だった。その批判を受けて、政府はネット上でTPP協定交渉の分野別状況を公開している。ただし、内容が専門的で難しいのが難点。
・日本はFTAAP(アジア太平洋FTA)を見据えて準備すべき。TPPはその一歩。これまでAPECで議論されていた間、日本は惰眠をむさぼっていたが、もう許されない。
・TPP参加のメリットは、大きくはないが、参加しないデメリットは大きい。
・TPP自体よりも、TPPに備え、体力をつける過程で、日本の後れた産業セクターの競争力強化、生産性向上を図ることが重要。
・牛肉も、みかんも、保険も、市場開放した後、国内生産は衰退していない。むしろ、商品が多様化し消費者利便が向上した

(2) 大前研一 (元マッキンゼー日本支社長、ビジネスブレークスルー大学院大学学長)

TPPは「国論を二分する」ほどの問題ではない

≪要旨≫
・他の参加国には少なからず自国に有利な戦略的なねらいがあるが、日本は、「交渉参加が自分たちにとって損か、得か」の低い次元でモメている。
・少なくとも日本がTPPに参加する以上は「何を達成したいのか」を明確にすべき。
・交渉を始めたら最後、「奈落の底まで突き落とされるぞ!」というのは、単なる脅し。
・過去30年間、米国はこの手の貿易交渉の結果、貿易を拡大させたことはない
・米国が門戸開放をした市場に、予定どおり米国企業が「進軍してきた」ケースはほとんどない。
・医師会は、競争が恐くて、TPPに反対しているが、あまり悲観的になる必要はない。TPPが国家資格の相互認証まで踏み込むことはありえない。
・米国が欲しいのは、米国内の雇用拡大であって、市場開放ではない。
・メンバーにオーストラリアが入っているということは、「例外」を設けるに違いないというヒントでもある。
・反対派議員の顔に「票がほしい!」と書いてある。
・現状のTPPは曖昧なものであり、基本的な認識のすり合わせからスタートしなければならない。
・日米がTPPに参加したところで状況が大きく変わることはないだろう。

(3) 田村耕太郎 (前参議院議員、米国長期滞在)

TPP枠組みが「何も決まっていない」の根拠はこれだ!自虐的被害妄想はやめ、交渉に参加し堂々とリードせよ

≪要旨≫
・議論すべきは、日本の貿易政策やグローバル戦略についてのビジョン。根拠の無い被害妄想から議論をスタートさせてはならない。
アメリカにとってTPP政策は優先度も重要性も非常に低く、日本が参加しようがしまいが日米関係に何の影響も与えない。
・アメリカではTPPなど誰も知らない。ごく一部の政策立案者が知っているだけで、メディアでも採りあげられない。
・「陰謀説」は嘘。アメリカでは、TPPのようなマイナーなことに「陰謀」をめぐらす時間もエネルギーもないと断言していい。
・米国では、失業問題の他、欧州財政、中東情勢など、課題が山積している。自由貿易は重要度が低い。
・TPP交渉参加には、停滞する経済や深刻化する難問に対応すべく、日本国内に危機感を醸成する意義がある
・TPP交渉参加表明国の足並みは揃っていない。米国でも、意見集約ができていない。つまり、まだ何も決まっていない。

(4) 伊藤元重 (東京大学大学院 教授)

TPPは対症療法ではない

≪要旨≫
市場を閉鎖して健全な経済発展をした国は歴史的には皆無である。
・TPPの交渉に参加するか否かは、日本が開かれた国という姿勢を積極的にとるのか、それとも市場を閉ざして閉塞感を高めていくのかの選択の問題である。
・TPPに日本が参加すれば、世界のGDPの約40%を占める大きな自由貿易地域が形成され、いずれアジア太平洋地域全体の経済連携へつながり、これが起爆剤になって世界全体の貿易自由化がさらに進むだろう。

(5) 池田信夫 (元NHK、上武大学大学院教授)

TPPについてのリンク集

≪要旨≫
自由貿易のメリットは、輸出を増やすことではなく、消費者の利益を最大化すること。経済学の基本。
中野剛志氏は、この根本問題を勘違いして、「TPPで輸出は増えないからメリットがない」とか「関税を撤廃して農産物の価格が下がったらデフレになる」とかナンセンスな話をして、論評に値しない。
・貿易は、Win-Winの関係が可能(プラスサム・ゲーム)であり、自由貿易による消費者の利益は生産者の損失より必ず大きい。
・ISD条項は、FTAやEPAには必ずついている。不当な非関税障壁に異議を申し立てる制度がないと、自由化が機能しない
・農業は、産業としては、自由化による影響は小さい。
・農業自由化は経済問題ではなく、政治問題。この騒ぎを仕掛けている黒幕は、農水省。農協の既得権益を守るためTPPに反対、と公言する者もいる。
・TPPより円高の影響が重要。円が高いうちに海外直接投資を拡大する戦略を考えるべき。

TPP亡国論

≪要旨≫
・中野剛志氏の昔の著書は、読んではいけない本リストに挙げたことがあるが、「TPP亡国論」は、それを上回る駄本
・中野氏は、形を変えて保護主義の主張を繰り返しているだけ。(参考:中野氏の保護主義主張の問題点
・貿易自由化で輸入価格が下がるのは相対価格の変化であって、貨幣的なデフレではない。「輸入が増えるとデフレになる」は誤り。

(6) 中野剛志 (京都大学大学院 工学研究科准教授)

米国丸儲けの米韓FTAから なぜ日本は学ばないのか

≪要旨≫
・米韓FTAを参考にせよ。TPPと同じように、取り扱われる分野の範囲が物品だけでなく、幅広いサービス等をカバーしている。
・韓国は、米国での関税の撤廃を得たが、代償として制度変更に至った部分があった。
農業を保護するためには、関税は必要
・米韓FTAには、ラチエット規定、ISD条項が入っていた。これらには、問題点を指摘する見解もある。日本政府の見解として、ISD条項は必要。理由は、日本企業がTPP参加国に進出した場合に、進出先の国の政策によって不利益を被った際の問題解決に必要なため。
・「交渉に参加して、ルールを有利にすればよい」「不利になる事項については、譲らなければよい」という意見もあるが、限界もあるだろう。

●追記:
こちらにも、読む価値のある記事が多くあります。
TPP亡国論のウソ(日経ビジネスオンライン)


[ 2011/11/09 23:28 ] 戯言 | Trackback (0) | Comment (4)

ZARD, 松田聖子などをカバーするEMILYさんの歌

YouTube で、音楽の動画を探していると、ちょくちょく、素人のカラオケ動画が紛れ込んでいる。「歌ってみました」とか書いてあるが、ああいうのは単なる自己満足で、邪魔なのでuploadしないでくれ、と思うことが多い。

ところが、最近、例外を見つけた。とても素人とは思えない、というか「本家」のオリジナルよりも、上手くて、声も良いのでは、と思うほど。思わず何度も繰り返して聴いてしまった・・・。EMILYさんという人で、ZARD、松田聖子、JUJUなどのカバーをしている。YouTubeで、
TheAimy2714
0767EMILY
というアカウント(チャンネル)に動画がある。

NHKの投稿DO画でも紹介されていたようだ。
2011年10月30日放送 (03:15 から)
このNHKの放送での紹介によると、動画の反響がきっかけで、プロデビューすることになったらしい。これからどう売り出されるのか、注目したい。CD出たら、欲しいかも。

EMILYさんの歌は、YouTubeに多数uploadされているが、特に以下のものは何度も聴いてしまった・・・


「制服」(松田聖子)のカバー


「きっと忘れない」(ZARD)のカバー

他にも、いろんなアーティストの名曲をたくさん歌ってみてほしい・・・。

[ 2011/11/06 19:46 ] 戯言 | Trackback (0) | Comment (2)

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